トレーディングカードを楽しんでいるプレイヤーやコレクターにとって、カードの状態を保つためには適切な保管が欠かせません。
誰もが一度は経験したことがある、自然にカードが湾曲してしまう原因の「湿度」に関しては、その管理方法として防湿庫などの利用が一般的です。
防湿庫は湿度を一定に保つことができるため、カードがまっすぐになっている状態をキープすることができるモノです。
もともと防湿庫は、カメラなどの撮影機材を入れるモノとして使われています。そのため、カメラ用品として販売されている防湿庫を利用します。
今回は、カメラ用品で有名な「HAKUBA(ハクバ写真産業)」から発売された、トレーディングカードのディスプレイに特化した防湿庫を紹介したいと思います。
また、筆者が愛用しているおすすめの防湿庫をあわせてご紹介いたします。
湿気対策で悩んでいる方は参考にしてみてください!
【ディスプレイ重視】トレカ専用 防湿庫 HAKUBA E-ドライボックス 40L/60L
防湿庫は、主にカメラなどの撮影機材を保管するための専用の収納庫です。防湿庫内の湿度を事前に自分で設定しておくと、自動的に設定した湿度に保ってくれるため、カメラやレンズへのカビ発生を防ぐ効果があります。
最近では、防湿庫は湿度を一定に保つことができることから、トレーディングカードの低湿度・高湿度による反り返り防止としても使用できるという点で需要が高まっています。
そんな中、カメラ用品の有名ブランドである「HAKUBA(ハクバ写真産業)」から、トレーディングカードの展示に特化した防湿庫が発売されました。
カードプロテクターに収納したカードや鑑定済みカードを、防湿庫の中でカードショップのように並べることが可能で防湿庫に入れたまま、お気に入りのカード鑑賞することができるというものです。
ディスプレイに特化したトレカ専用防湿庫の特徴
ハクバのトレカ専用防湿庫の特徴は以下の通りです。
- カード展示用に専用設計された丈夫なスチール製の棚板
- デッキケースやカードをまとめて保管できる2WAY仕様
- タッチパネルで簡単操作、表示は見やすいデジタル方式
- スチールキャビネットと強化ガラス扉
- セキュリティに配慮した鍵付き
- 飾ったカードを引き立てる内蔵LED照明
- 高い機密性能を発揮する高耐久ゴムパッキン、強力マグネットを使用
- ガタつきを防ぐアジャスター
湿度を1%単位で設定できるデジタル表示が扱いやすい!
品番:KED-P40E TC / KED-P60E TC
サイズは、以下の大小2つがあります。
- 40L(KED-P40E TC):ローダー18枚収納可能
- 60L(KED-P60E TC):ローダー30枚収納可能
また、40Lは一般的な「黒色」に加えて「白色」の2つのカラーバリエーションがあります。
白色の防湿庫って余りないから欲しい人は多そう!
40L(KED-P40E TC)
60L(KED-P60E TC)
【大容量の保管重視】防湿庫 HAKUBA E-ドライボックス 20L~100L
ディスプレイできる防湿庫も良いけど、コレクションファイル・ストレージ・未開封BOXなど、一度にたくさんのカードを収納できる防湿庫が欲しい!という方は、カメラ用に製造された「HAKUBA E-ドライボックス 20L~100L」がおすすめです。
サイズは「20L・25L・40L・60L・85L・100L・130L」があります。
(85Lと130Lは横幅が広いワイドタイプです)
トレカだけを収納しても良いですし、本来の用途であるカメラ機材と一緒に収納しても大丈夫です。
私は一眼レフカメラとポケモンカードを一緒の防湿庫で保管しています
防湿庫は「高価」かつ「置き場所をとる」ので気軽に買い足すことができないため、予定サイズよりも一回り大きいものを用意するといいでしょう。
私は、100Lを購入しました!
ハクバ写真産業の防湿庫をオススメする理由
ハクバの防湿庫をおすすめする理由は、筆者自身が既に使用しているという点が一番ですが、以下の理由も挙げられます。
- カメラ用品の有名メーカーなので信頼できる
- 有名メーカーの中でも比較的安価で購入できる
- 3年~5年のメーカー保証がついている
私はカメラ歴15年以上ですが、ハクバの製品は良いものが多いです
【レビュー】HAKUBA 防湿庫 E-ドライボックス 100L
それでは、今回購入した「HAKUBA 防湿庫 E-ドライボックス 100Lサイズ」についてレビューしたいと思います。
厳重な梱包で届いた防湿庫
宅配便のお兄さんがゼェハァゼェハァ言いながら運んできてくれました。大きいサイズを購入したので重量があります。
ダンボールの中からダンボールが出てくる二重梱包で送られてきました!
棚は5段・高さ調節可能
こちらが今回購入した「HAKUBA 防湿庫 E-ドライボックス 100L」の内装です。
防湿庫内には4枚の棚が設置でき、全5段の収納棚として利用することができます。
湿度の設定は上段についているダイヤルで調整します
高さ調節が可能
それぞれの棚の高さは、自分の好みに合わせて調整できるようになっています。側面に穴が開いているので、取付用のステーを自由に配置することができます。
高さ調節が可能、棚の取り外しもできるため、大きなコレクションファイルも収納することが可能です。
コレクションファイルの収納可能数については、下の方でもう少し詳しく解説しています。
取り除いた棚は、別のところに取り付け可能!
トレカの収納可能容量
気になる収納容量ですが、棚1段にどの程度のトレカを収納することができるのかをご紹介します。
100均ストレージ+デッキボックス
- ストレージケース:3本
- デッキケース:4個
ストレージケースは、ダイソーやセリア等100円ショップに売っている定番品「チャームポケット5(charm5)」です。
コレクション用のカードファイル
続いて、カードファイルが何冊収納できるのかについてご紹介します。
- 6冊~9冊 程度
カードファイルによってファイル本体の厚みが異なるので一概に「何冊入る」とは言えませんが、お手持ちのファイルと比較して参考にしてみてください。
●左側3つのカードファイルは、UltraPro製「9ポケット プロバインダー(9 Pocket Pro-Binder)」というポケモンカード公式の海外限定品です。
●中央のカードファイルは、おなじみ「ポケモンカードゲーム コレクションファイル」ポケモンカード公式製品です。
公式のコレクションファイルなら6冊収納できます!
●右側3つのカードファイルは、PAKESI製「スターカードファイル 9ポケット」という製品です。
【改良】センサーライトで明るく照らす
防湿庫の内部は、奥まで光が届かないため暗くなってしまいます。
そこで100円ショップ「Can☆Do(キャンドゥ)」で売っているセンターライトを取り付けることにしました。
取り付けたセンサーライトはコチラの550円のもの。
100円ショップの商品にしては少しお高めですが、奥まで明かりが届くのと、縦の長さがジャストフィットするため選びました。
100円や300円のセンサーライトも売ってたりするので、好みに応じて選んでみましょう!
センサーライトで光らせないのと、光らせるのとでは、その違いが一目瞭然です。
取り付けるかどうかは好みの問題ですが、取り付けた方が使いやすくなっていいと思いました。
とても見やすくなりました!
まとめ:トレカの保管は防湿庫を使って湿度管理をするべし
雨の多い梅雨の時期や夏場は、特に湿度が高くなります。湿気対策をせずにカードを出しっぱなしにしているとカードが湾曲してしまいます。
大切なカードを守るためには、防湿庫などを使ってしっかりと湿度管理を行いましょう。
HAKUBAの防湿庫は、トレーディングカードを保管するのに最適です。ディスプレイ重視の方も、大容量保管重視の方も、自分に最適な防湿庫を見つけてみてください。
ディスプレイ収納の防湿庫
カードショップのように飾れるトレカ専用防湿庫は、全部で3種類です。
大容量収納の防湿庫
未開封ボックスやストレージも収納できる防湿庫は、20L・25L・40L・60L・85L・100L・130Lの7種類あります。